〈ポストコロナ時代の音楽活動-アジア〉 Vol.1

台湾からのレポート

台湾/ 桃園市中壢ユースオーケストラ

台湾のコロナウィルス感染の状況は、他国よりも落ち着いています。現在までの総感染者数の累計は467人、死亡者は7名です。(7月28日現在)

私たちは、そのような状況下、4月と5月は、マスク着用や体温計測、ソーシャルディスタンスを守りながら、何とか練習を続けることができました。

7月12日に私たちと同じように、規制期間中も練習を続けてきた台中市星晞望(スターウィッシュ)オーケストラと合同でコンサートを開きました。ステージ上の演奏者はマスクの着用なし、観客はマスク着用ですが、座席は全て開放して、コロナウィルス拡大以前の普通の演奏会と同じでした。

今年は、ベートーヴェン生誕250周年なので、プログラムには、交響曲第5番「運命」を組み、コンサートの最後には、ジュニアメンバーも交え、交響曲第9番「合唱」から「歓喜の歌」(トッド・パリッシュ編曲オーケストラ版:“An Ode to Joy Festival”) の約200人の合同演奏で締め括りました。

台湾のようにオーケストラ活動が自由に音楽活動できるようになっている国はまだ少ないと思います。しかしながらこのような台湾の事例が、世界中で苦しい状況下に置かれているオーケストラ愛好家の励みになることを切に願っています。

桃園市中壢ユースオーケストラ協会音楽監督
山路 譲